リタルダンドのコツと表現方法
2025.04.17
更新日:2025.04.17

こんにちは。東京都小金井市の個人ピアノ教室、Una Classe di Pianoforteです。
楽譜上に「rit.」または「ritard.」書かれているのをよく目にすると思います。
これは、リタルダンド(ritardando)という音楽用語で「だんだん遅く」という意味です。
演奏するテンポを徐々に落としていくことで、曲の終わりやフレーズの区切りをより表情豊かにするために使われます。
このリタルダンドを上手に表現するためには、単に「遅くする」だけではなく、音楽的な流れを意識することが大切です。
まずは、楽譜をよく見て、リタルダンドが始まる場所を確認しましょう!
「いきなり遅くなる」のではなく、少しずつ遅くしていくのがポイントです。
また、リタルダンドの部分では、音の強さを変えるとより自然な表現になります。
例えば、曲の最後の場合は、デクレッシェンド(だんだん弱く)にしていくことで静かに終わる感じとなります。
逆に次のフレーズにつなげるような場合は、クレッシェンド(だんだん強く)で盛り上げながら減速していくことで、次のフレーズへの期待感を持たせることができます。
このようにリタルダンドは、音楽の流れを感じる大事な要素なので、早くコツを掴んでしまいましょう\^o^/