なぜ主音、下属音、属音は大切なのか
2025.09.26
更新日:2025.09.26

こんにちは。東京都小金井市の個人ピアノ教室、Una Classe di Pianoforteです。
前回、音階の中で特に大切なのが、主音、下属音、属音というお話しましたが、
なぜその3つが大切なのでしょうか。
それは、曲の中で重要な役割を持つ音だからです。
わかりやすく説明すると「主音」は、落ち着く場所で、自分の家のような存在です。
これは、曲の始まりや、終わりに出てくることが多く、聴くとホッとできます。
「下属音」は少し離れたところに出かけていて、近所の公園のようなところです。
これは、曲の中で安心感を与えてくれます。
「属音」は出先からの帰り道のような場所で、これは「主音」(家)へと導きます。
このように、音楽は「どこにいるか」と「どこに行くか」を感じることでストーリーが生まれます。
そのストーリーの中心にあるのが、主音・下属音・属音で曲が面白くなります。
曲の中でこの音を見つけて、曲の組み立てをしてみると流れがつかみやすいですよ!