レガートとスラーの違いは何?
2025.02.07
更新日:2025.02.07

こんにちは。東京都小金井市の個人ピアノ教室、Una Classe di Pianoforteです。
レガートとスラーって違いがあるの?
これは、どちらも「音を滑らかに弾く」という意味です。
では、なぜ違う言葉なのでしょうか…。
レガートは「音の切れ目なく、なめらかに奏すること」で、legatoと楽譜に書いてあります。
スラーは「どこからどこまでをなめらかに弾くか」フレーズの範囲を指示するもので、楽譜の中で 音符の上や下に弧を描くような線(スラー線)が書いてあります。
簡単にいうと、legatoと書いてあるか、スラーでくくられているか…です。
奏法のイメージとしては、レガートはメロディーが一本の線で続いているようで、音と音の間に「隙間を作らない」ことです。
話し言葉で例えると、ゆっくり滑らかに話す感じ!
対して、スラーは「フレーズ(音楽のまとまり)」を示すことが多く、
スラー内の音はなめらかに、スラーが終わったところでブレス(息継ぎ)するような感覚で弾きます。
文章に例えると、どこまでが1つの文かを示す「句読点」みたいな感じ!
スラーがついている部分も「レガートで弾くこと」が基本。
ただ、スラーの切れ目では表情をつけたり、ブレス(息継ぎ)を意識したりすることで、音楽的な表現が豊かになります。
楽譜をよく観察して、レガートとスラーを見分けてみて!